ニールピーターは2024年2月1日、東洋インキ(株)がフレキソ印刷機「FA-17」の導入を決定した、と発表した。
東洋インキは、昨年9月にベルギーで開催された「ラベルエキスポヨーロッパ2023」でニルピーターブースを訪問。その後、ニルピーターのデンマーク本社における徹底した工場受け入れテストを経ての投資となった。今回納品される機種は、東洋インキ独自の要件を満たす特別構成機。インキ特性の正確な制御と測定を可能にする温度制御のインクチャンバーなどが含まれている。
FA-17は、ラベルや軟包装の製造に使用されるフレキソ印刷機。東洋インキは、同機を印刷インキのテストや精度向上を主目的に利用していく方針。
SCREEN GP Japan が推進した同案件は、世界の印刷業界における革新的な企業と提携する東洋インキの積極的な姿勢を反映している。
ニルピーターCOO、ピーター・エリクセン氏は次のとおりコメントしている。
「東洋インキとの新たなパートナーシップに、気持ちが高まっている。単に印刷機を納めるだけでなく、今回のパートナーシップは、東洋インキ、ニルピーター、そして世界中の印刷会社に価値を生み出すことを目的としている。この展開により、両社がフレキソ印刷の改善と将来の市場形成に取り組んでいることは明らかだ」
FA-17は、ニルピーター製フレキソ印刷機「FA-LINE」のラインアップのうち、最大基材幅が450mm、最大印刷幅430mmの機種。印刷スピードは最大毎分200m、リピート長は254〜645mmとなっている。