日曜日, 10月 6, 2024
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「ラベルフォーラムジャパン2024」5年ぶりの開催で史上初の東京ビッグサイト舞台に3日間

「ラベルフォーラムジャパン2024」(ラベル新聞社主催)が10月23日㈬から25日㈮まで、江東区有明の東京ビッグサイトで実施される。初の東京ビッグサイト開催に加え、会期も従来の2日間から3日間へ延長。5年ぶりのラベルの祭典に際し、〝持続可能な未来を拓く〟ための場を整える。展示会概要や付随するイベントについて紹介する。

展示会は実機も交え100社180小間を想定

ラベル業界を網羅した情報収集に

2006年の「ラベルサミット」を前身とするラベルフォーラムジャパンは、年々拡大傾向にある展示会規模を鑑み、初めて東京ビッグサイトを会場に決定。ラベル関連企業の出展者100社・180小間を想定している。

今回はテーマを「持続可能な未来を拓く」とし、環境対応をはじめ、効率化や付加価値創出による企業の持続を支援する展示も多数みられる。

主な展示内容下記のとおり。

▽粘着紙・粘着フィルム▽剥離紙・剥離フィルム▽インキ▽インキ硬化システム▽粘着剤▽箔・ホログラム▽刃型▽コンベンショナル機▽デジタル印刷機▽ラベルプリンタ▽CTP▽版材▽後加工機▽検査装置▽電子タグ▽自動認識システム▽ソフトウエア▽ラベラー▽団体・メディア、など。

ラベル製造に関わる製品・ソリューションを網羅しているほか、新たにパッケージ関連の展示も予定。周辺市場への進出を検討するラベル印刷会社の声を受けて、情報収集に最適な場を整える。 印刷サンプルや資料紹介だけにとどまらず、実機展示にも注力。印刷機では、コンベンショナル機・デジタル印刷機の双方で最新機種を並べ、デモンストレーションを交えながら特徴を伝える。

後加工機や周辺機器の実機実演も充実したラインアップもそろう見込み。設備投資の意思決定に際し、複数サプライヤーを比較検討できる機会を提供する。

展示会の傾向として、19年展では来場者の半数が印刷会社であり、商業印刷や軟包装分野の印刷会社もラベル業界の情報収集に訪れている。また、来場者の8割が新規投資に向けた情報収集を目的としており、6割が設備投資の意思決定に影響する立場とのアンケート結果が得られた。

主要なラベル業界人が一堂に集う機会となり、ネットワーク構築にも活用されている。 出展者は現在募集中で、申し込み締め切りは24年4月30日㈫まで。満小間になり次第、申し込みを終了する。出展の詳細は、公式HPを参照。

一般の来場者や報道関係の登録については、参加申し込みフォームを後日開設。事前申し込みで、入場料2,000円(税込み)が無料となる。

「ラベルパビリオン」実施

ラベルフォーラムジャパンの展示会内で併催している恒例企画として、今回も「ラベルパビリオン」を実施する。

展示会で披露される印刷や加工技術がどのような最終製品へ落とし込まれるのか。印刷会社らがユニークな粘着製品を展示し、新規ビジネスの創出、課題解消といったネットワーク構築の契機となる。印刷・加工技術に優れた製品をはじめ、新奇性のあるアイデア製品、複数社とのコラボレーションで生まれた協創事例などもみられる場となる。

これまでに出品された製品は、ラベルが1枚ずつ連なった構造のマスキングテープ、バリアブル印刷を生かした商品ラベル、真がん判定を体験できるセキュリティーシール、装飾用途で一般消費者から好評を博すデコレーションステッカー、など。

出展者からは「来場者へ向けて広く技術力をPRする機会となった」「提案型営業を標榜する自社の立ち位置を確かめられた」といった感想を得ている。 また、来場者からは「ブランドオーナーの立場から、ラベルの進化を感じられた」「同じテーマごとにまとめて展示され、情報収集に有益だった」「外注先の新規発掘で継続開催を期待したい」などの声が寄せられた。 ラベルパビリオンの小間数やサイズ、出展の申し込み方法は後日アナウンスする。

会場内セミナー

会場内には、セミナーコーナーを設置予定。 3日間を通じて断続的に開催するセミナーは「ラベル業界の持続可能性への挑戦」「国内外のラベル業界トレンド解説」「デジタル印刷の市場性」「ブランドオーナーが求める付加価値の分析」などのテーマを想定している。

各テーマに応じた有識者を招き、1時間前後のコンパクトなセッションを行う。 テーマや登壇者、開催日時など続報はラベルフォーラムジャパンの公式HPで更新する。

また、10月のラベルフォーラムジャパン開催に先立ち、オンラインイベント「ラベルフォーラムジャパン・ウェビナーシリーズ(LFJ―Ws)」で出展者情報や注目製品の概要なども発信。

LFJ―Wsは22年9月から、年6ほどのペースで継続開催。剥離紙循環や人材確保・育成、海外市場など多彩なテーマをもとにディスカッションしてきた。有識者による一方通行の講演ではなく、ウェビナー参加者からリアルタイムに寄せられた質問や意見を即時反映し、双方向型のコミュニケーションを展開。ラベルフォーラムジャパンの開催に向かって、複数回にわたり注目トレンドの解説などを行っていく。

ラベル新聞:2024年1月1日号に掲載

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