㈱光文堂(名古屋市中区金山、讃岐秀昭社長、TEL:052-331-4111)は1月24日と25日の2日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやで「Print Doors 2024第60回新春機材展」を開催。昨年を上回る150社・380小間の規模で催され、2日間で印刷業界人ら8,530人が来場した。
光文堂ブースでは、印刷会社の未来に向けた各種ソリューションが披露。入り口には、ラベル向けデジタルソリューションコーナーが設けられ、エプソン、コニカミノルタ、ザイコン、SCREENのインクジェット機で出力されたラベルサンプル展示や映像によるデモが行われた。また、対面には後加工ゾーンが設けられ実機実演を展開。レーザーダイカット装置「KBD Pro-vision 330RII」では、ロールラベルの抜き加工を多彩に行うようすが紹介された。
初日には開会式が行われ、讃岐秀昭社長があいさつに立ち、次のように述べた。
「今回で60回目を迎える当展は、第1回が1964年に開催された。当時は、東京オリンピック開催、東海道新幹線開通と景気は上り坂の時代だった。現在は厳しい環境が続いているが、多くの情報を収集し少しでも早く打開していく時。このような環境下で、最適な情報収集の場となるよう当展を開催する」
「テーマは『Challenging 2024 繋ぐ』だが、このテーマには、『厳しい環境変化に負けずにこの状況を乗り越えるには、業界をあげたさらなる挑戦が欠かせない。チャレンジングを続けた企業が大きな成長を遂げ、その先の未来へとつながることができる』という思いを込めた」
「変化する時代を常に先読みし、ゴールへの道筋を見据えながらビジョンを描き続けることが重要。より髙い壁を乗り越え、輝く未来へと確実につなげていくために、これまで以上にチャレンジングな、一人一人がさらなる高みをみざす展示会となることを希望する」
「最後に、今日、明日と学生が課外事業で120名以上来場する予定だ。業界の展示会を訪問し、温かい気持ちで帰ってもらいたい。いろんな質問も出ると思うが、将来の金の卵に、みなさまの力添えをいただきたい」
一方、同展にはラベル関連の資機材メーカーも多数出展。検査装置やデジタル機各社から、印刷会社の課題を解決する最新機材が出品された。また、箔・ホログラムやインキなど、付加価値や新たな製造システムを提供可能な製品も多数紹介され、質問を投げかける来場者が多く見られた。
環境にやさしいドライトナーの優位性をアピールしたザイコンジャパン
多くのラベルサンプルを出品したエプソン販売
クリアパネルへのホログラム装飾が好調なオーテック。デジタル機の取り扱いも開始した
AccurioLabelによるラベルサンプルを出品したコニカミノルタ
実際に採用されているラベルサンプルなども展示したSCREEN
光文堂ブースに参考出品された「ロールラベルカッティングプロッター」
蒸着ラベルや文字位置がそろってないラベルでも高精度な自動検査が可能(シリウスビジョン)
ダイカットラベルを良品と確認品とに自動仕分けできる「e-CAMOS」(ダックエンジニアリング)
大型モニターに検査ラベルの静止画像がわかりやすく映し出される点をPR(内田マシナリー)
欧州の導入実績1,500台を誇る全自動ラベル検査装置「ALIS(アリス)」を紹介したニッカ
ラベル新聞「2024年2月1日号」にも記事掲載