㈱三條機械製作所(新潟県三条市猪子場新田、松崎仁社長、☎0256-45-3131)は、ラベル印刷機の稼働中に色の変化を数値管理するインライン型の色監視調整サポートシステム「CMAS(シーマス)」を開発した。
新たに発表されたCMASは、印刷中に発生する色の変化や濃淡をフルカラー対応のCCDカメラで監視。印刷開始とともにレジマークと検査エリアを指定すると、刷り始めのラベルと対比させて色の変化を検出する。検査対象のラベルデザインはブロックに区分けされ、ラベルデザインの中で「どのブロック」の「何色」が「どれくらい変化(濃淡)」したかを、デルタEによる数値でCMYKごとに自動計測。その数値をモニターに表示することで、調整具合を判断できる。
また過去に印刷したラベルの画像データを保存し、リピートオーダーの際に画像を検査見本とすることで、安定した色再現に貢献。このほか、特に検査を重視したい部分への「ピンポイント検査」に対応する。
最大検査範囲は幅240mm、長さ255mmで、1秒間に1回以上の検査を実現。検査可能なラベル基材は▽上質▽アート▽キャスト▽合成紙▽PET(白印刷)、となる。
〈写真〉印刷機インライン型の色監視調整サポートシステム「CMAS」
(2022年11月15日号掲載)