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三起機械 フレキソ機「SRX」を初披露 グローバル市場での展開視野に

三起機械㈱(大阪府東大阪市高井田中、三木宏昭社長、☎06-6787-0161)は、フレキソ機「SRX」を開発した。

 同社はこれまで、凸版輪転機をベースとするコンビネーション機へフレキソユニットを搭載した実績があるが、全ユニットをフレキソ方式とするラベル向けの印刷機は初めての試みとなる。展示会に出品されたプロトタイプは6色+ダイカットロールの構成。機体寸法は8710(L)×1350(W)×2050(H)mmで、最大紙幅は250mm、印刷送り長さは80~200ギア(254~635mm)となっている。インキ硬化に関してはウシオ電機製LED-UVシステムを搭載し、最高で毎分200mといった印刷スピードを実現する。
 新機種のコンセプトについて、開発に携わった担当者は「使い勝手のよさと導入しやすいイニシャルコスト」と話す。特に使い勝手のよさに関しては、フレキソ特有の安定した印刷品質を可能にする標準装備やオプションを充実している。
 具体的には▽蛇行修正装置▽プレレジスター&見当維持装置▽静止画カメラ▽巻出・巻取装置(リフト機能付き)▽版貼り台▽メタルハライド型UVシステム▽ラミネートユニット▽裏面印刷用ターンバーユニット▽コールド箔ユニット、コロナ処理装置、などをそろえ、オペレーターの作業負担を軽減。
 「プレレジスター&見当維持装置はカメラでマークを読み取り、印刷の前段階でシリンダー調整を自動的に行うため、素早い見当合わせを実現。ジョブチェンジに要する時間短縮と損紙の削減に効果を発揮する」(開発担当者)と説明する。
〈写真〉同社初となるフレキソ機「SRX」(プロトタイプ)。日本のみならずアジア地域などグローバル市場での展開を視野に訴求する
(2022年12月1日号掲載)
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