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ラベル新聞メールニュース[2024年2月2日]
発行:ラベル新聞社
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皆さんこんにちは。ラベル新聞社メルマガ編集部です。
「生生流転」という言葉があります。“時”という大河の中であらゆるものが次々と生まれ、かたちを変え、場合によっては消え去るといったことが永遠に続いていく様を表しています。世代によっては小説の題名、フォークソングの歌詞、アニメ主人公の必殺技などで聞いたことがあるかもしれません。時代の流れとともに人々の生活様式も変化し、それに付随して新技術が誕生し、一方で旧来の技術が衰退する…。新型コロナウイルスまん延から日常を取り戻した現在ですが、コロナ禍以前の生活とまったく同じでないことを実感しているのでは。ネットショップ活用件数は急速に増加し、食品の非対面配達サービスも定着。オンラインを介した遠距離での複数人によるミーティングが当たり前となりました。時代のすう勢とはいえ、近年の急速な変化には驚かされるばかりです。
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国内シール・ラベル製造の歴史は110年を超え現在に至っていますが、その間に多数の技術が誕生。中でも“ラベル印刷機のスタンダード”と称される平圧機は堅牢で長持ち、職人の技術力次第で大いに稼げる機種と認知されています。おそらくラベル印刷会社のほとんどが「平圧機で身を立てた」と言っても過言でないでしょう。
それは国内ラベル印刷機設置台数で50%以上を占める現状でも明らか。しかし近年は人手不足や技術承継といった観点で小型凸版間欠機やデジタル印刷機など他方式へ切り替わる傾向です。そして約90年間、平圧機メーカーとしてビジネス展開を図ってきた恩田製作所がこのほど事業を譲渡。「OPM-W」シリーズは製造終了との方針が明らかに。今号1面にも詳細を掲載しましたが、メンテナンスや部品供給などのサービスは継続されることから、同機種を使用している企業はご安心。強固なフレームのため、オーバーホールによって生まれ変われるとのこと。今後も、ラベル印刷に携わる企業を支え続けて欲しいと心から思っています。
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東京商工リサーチは2023年の全国倒産件数が前年比35%増の8,690件と発表。中でも業種別で目立ったのが印刷業で「印刷・同関連業」の倒産は同60%増に。加えて休・廃業や解散の件数も同20%増となるなど、一段と厳しい現状が明るみとなりました。理由は電子メディアの台頭に伴う「ペーパーレス化の波」。されどラベルも対岸の火事ではありません。
原材料やエネルギー、物流といったコストが高止まりの現在、ブランドオーナーは少しでも利益率を確保するため「環境負荷低減」との理由に基づき「ラベルレス化」推進へ舵を切る可能性が高いのです。これこそ
「生生流転」。ラベル製造に携わる企業はその状況に甘んじることなく、平圧機などで培ってきた技術ノウハウを生かし“モノづくり”に勤しむべきと強く感じています。ただしそれには生生流転の「かたちを変える」ことも必要。時流に即したラベルの開発を業界全体が積極的に行えば、たとえ人々の生活様式が変化しようとも「ラベルは必要な存在」として永遠に成長し続けると信じているのです。
===============================メルマガINDEX
1) 2024年2月1日の見どころ
2) 24年2月の「LFJ-Ws」でデジタル印刷機メーカーがてい談
3) 「日本のラベル市場2024」予約受付しています
4) メルマガ企画「あのとき」#71/2006年2月1日号から
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◇◆◇1) ラベル新聞2024年2月1日の見どころ◆◇◆
1面トップに「#ラベルに今できること」として環境配慮型のフィルム製品・サービスの新たな動きを掲載。北欧の粘着紙メーカーであるUPMラフラタックは海洋流出する可能性のある廃棄プラスチックを再資源化してフィルム系粘着紙の表面基材に配合した「Ocean Action Label」を開発しました。OBP認証を取得した世界初の印刷用粘着紙としてPR展開する方針です。また、グンゼは環境対応型のハイブリッド収縮フィルム「GEOPLAS HCX1」を発売。マスバランス方式による再生樹脂原料を配合しており、ISCC認証を取得しています。さらにリコーと中本パックスの合弁会社として設立したRNスマートパッケージングのサーマル印字技術「ラベルレスサーマル」が日経優秀製品・サービス賞の最優秀賞を獲得したニュースも取り上げています。
▼そのほかの掲載内容はこちら▼
1. 恩田製作所「戸田商事へ事業譲渡 平圧機の製造・販売終了へ」
2. 内田マシナリー紹介「静止画像装置『Handy V-5』上市」
3. 光文堂「60回迎えた新春機材展にラベル関連も多数」
4. 協同クリエーション、チェックポイントジャパン「業界潮流リポート」
5. 関連業界賀詞交歓会「各地で盛大に開催 能登半島地震の復興祈念も」
6. J-ECOL「J4CE・万博を機に深化 パートナーシップで活動推進」
7.進和ラベル印刷「シールラベルコンテスト受賞企業に聞く」
◇◆◇2)2月の「LFJ-Ws」でデジタル印刷機メーカーがてい談◆◇◆
次回の「ラベルフォーラムジャパン・ウェビナーシリーズ(LFJ-Ws)」は2月6日(火)午後4時から午後5時30分までの日時で生配信を実施。当日は、エプソン販売、コニカミノルタジャパン、ザイコンジャパンの
3社を招き、ラベル業界のトレンドやデジタル印刷機の技術を深耕するてい談企画を行います。参加登録の際「質問とコメント」欄でデジタル印刷に関する質問を募るほか、てい談中にもリアルタイムで忌憚のない
意見をいただくことで、ディスカッションに反映できればと思います。
デジタル印刷技術の現状を確かめる機会としてご意見・ご質問をお寄せください。
ご登録は以下URLからとなります。
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http://m2-v2.mgzn.jp/sys/rd.php?m=Y7y0wVwJK960rJjgF0Y
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今回のウェビナーは無料でご参加いただけます。
※ただし、システム上の参加可能上限に達し次第、登録を締め切ります※都合によりアーカイブは残りませんので、リアルタイムでセッションをご覧ください
24年のLFJ-Ws年間スケジュールは、ホームページのご確認を。
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http://www.labelforum.jp/about-lfjws.html
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ウェビナーは今後もコンスタントに実施いたしますので、
参加希望の方は、ラベル新聞の年間購読で参加費無料となりお得です。
購読申し込みは次の通りです。
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購読お申し込み→ https://label-online.ocnk.net/product/5
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◇◆◇3)「日本のラベル市場2024」予約受付しています◆◇◆
3月22日(金)に発刊を控える「日本のラベル市場2024」について、本紙では現在予約の受付を開始しました。本書は独自に収集したデータに基づき分析。特に今回はアフターコロナのラベル市場を調査し、23
のラベルや包装、印刷市場全体の出荷動向をいち早く紹介します。またラベルの種類別出荷量と構成比に「ライナーレスラベル」を新たに追加。加えて可変情報ラベルの動向も深掘りし、固定情報ラベルと対比するとともに、ラベルプリンタの使用状況もさらに細かく掲載する予定です。
掲載内容は次の通り。
1. 日本のラベル市場
2. ラベルの需要分野
3. ラベル印刷会社
4. 主要ラベル印刷会社
5. 印刷用粘着紙
6. ラベル印刷機
7. ラベル用周辺資機材
8. 世界のラベル市場
※内容は変更する場合があります
さらに24年版では読み易さや持ち運びを考慮して、ハードカバーから
並製本に変更。体裁はA4版で、196ページを予定しています。定価は
3万円(税別)、送料は全国一律520円。さらに3月21日(木)までの
予約特典として「ラベル資機材企業総覧2024(CD-ROM)」を付録します。
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予約お申し込み→ https://label-online.ocnk.net/product/119
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ただ今、鋭意制作中!! 期待してお待ちください。
◇◆◇4)「あのとき」#71/2006年2月1日号から◆◇◆
半世紀以上のアーカイブから業界の「あのとき」を紐解く企画。71回は今から18年前、2006年2月1日を振り返ります。
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1面のトップには、日印産連など6団体で構成される環境対応協議会・古紙リサイクル対応分科会が情報用紙の印刷物に使用される紙やインキ、加工資材などの「印刷物資材『古紙リサイクル適性ランクリスト』規格」制定のニュースを取り上げました。古紙リサイクルの促進を目的に作成されたもので、同リスト規格ではそれまであいまいだった印刷物資材としての紙や板紙へのリサイクル適性が明確化されたといえます。なお、同リスト規格はあくまでも古紙リサイクル促進が目的で、機能や用途、長期保存など必要不可欠な資材の仕様や加工を妨げるものではないとのこと。ちなみにラベル関連では、通常の粘着剤や剥離紙がランクB(紙へのリサイクル阻害あり、板紙へのリサイクル阻害なし」、リサイクル対応粘着剤や剥離紙が同A(紙・いた紙へのリサイクル阻害なし)。また基材表面への加工として、ニス引きは同A、PPラミネートやUVコート、UVラミネート、箔押しは同Bに区分されていました。
▼このほか、掲載した内容はこちら(名称等は掲載当時のまま)▼
1. 王子タック「機能性粘着フィルム市場参入 08年度売上高30億円へ」
2. 全日空商事と子会社「バナナ販促に『ポケモンピカシール』採用」
3. 業界団体新年会「団結してラベル業界のさらなる発展を」
4. ヴィープス「小型CTPや耐水粘着紙などテーマに新技術学ぶ」
5. インテックス「新型ラベルプロセッサー発売 操作・機能性向上」
6. グラパックジャパン「3D印刷新素材を発表 器具不要・低価格化に」
7. サトーとNECモバイリング「全国展開へ協業 QRコード読取機能」
ラベル新聞が報じた50年以上にわたる業界の「あのとき」。CD-ROMがそろっています。
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2021年以降のCD-ROM→ https://label-online.ocnk.net/product-list/4
2020年以前のCD-ROM→ https://label-online.ocnk.net/product/105
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次回のメルマガ配信は、2月16日(金)を予定しています。
またお目にかかりましょう!
世界とラベル業界によいニュースが満ちていますように。
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「ラベルフォーラムジャパン2024」
10月23日(水)〜25日(金)
東京ビッグサイト西展示棟3ホールで開催決定!
https://www.labelforum.jp/labelforum.html
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