月曜日, 11月 25, 2024
spot_img
ホームサプライヤーウシオ電機、LED-UVシ...

ウシオ電機、LED-UVシステムを新価格で 「iⅡSlim」シリーズ ラベル市場へ訴求

ウシオ電機は7月から、ラベル印刷向け空冷LED-UVシステム「iⅡSlim(アイツースリム)」シリーズの「i250ⅡSlim」、「i284ⅡSlim」、「i373ⅡSlim」を、従来のUVランプシステム(3〜6キロワット相当)と同等の新価格で販売する。エネルギーコスト削減や生産効率化に効果を発揮するLED-UVシステムとして、ラベル市場でのさらなる普及を目指す。新価格での販売に当たり、機能をマイナーチェンジ。照射能力の衰えたLED素子を基板ごとにユーザーが簡単交換できるなど、メンテナンスの向上が図られている。

同社はこれまで、iシリーズなど印刷向けLED-UVシステムの販売を推進。大型のコンベンショナル機やIJデジタル機などの印刷機に対して、水冷ハイパフォーマンスモデルを中心に、販売台数を順調に伸ばしている。
これを踏まえて、LED-UVシステムのさらなる供給ニーズに対応するため、製品の性能を維持しつつも低コストで製造できる製造体制を構築。その結果、従来のUVランプシステムと同等の価格が可能となり、ラベル向けのiⅡSlimシリーズに対する販売戦略の強化が図られた。
同社光源事業部の担当者は「当シリーズはこれまで多数の引き合いがあり、のべ60回にわたる印刷テストを実施。さらに、印刷会社や印刷機メーカーに、聞き取り調査を行い、市場ニーズの正確な把握に努めた。その結果、イニシャルコストの低減とメンテナンス性の向上により、これまで以上に当シリーズがラベル市場で浸透すると判断。従来のUVランプシステムと同等の価格設定による供給を決断した」と説明する。
また、メンテナンス性の向上について、従来のLED-UVシステムは、素子寿命による光照射の衰えが発生した際、一つのLED素子を交換する場合、システム全体をメーカーの工場で交換する必要があった。これに対して、iⅡSlimシリーズはトラブルのあるLED素子を基板ごとに交換できる構造を採用。専門のツールを活用することで、ユーザーも容易にメンテナンス可能となった。
同シリーズの消費電力は最大1.4キロワット、印刷機上で毎分50〜70メートルでの硬化を実現する。光波長は385㌨㍍で、高感度インキはもとより、従来のUVインキによる硬化にも良好な結果を得ている。
問い合わせは、光源事業部(TEL03-5657-1011)まで。
(2017年6月1日号掲載)
関連記事
- 広告 -
Google search engine
Google search engine
Google search engine
Google search engine

最も読まれている記事