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ラベル新聞メールニュース[2025年1月2日]
発行:ラベル新聞社
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ラベル新聞社メルマガ編集部です。本年もよろしくお願いいたします。
旧年は元日から大きな地震に見舞われ、その後も集中豪雨や猛暑などの
異常気象に振り回されました。気候変動はこれまで営んできた私たちの
生活を一変させます。農産物の不作や漁獲量の減少により食品の価格は
一段と上昇。中でも日本の主食であるコメが品薄となり、高騰どころか
消費者が購入できない事態となりました。ラベルの需要分野で3割以上
のシェアを占める食品だからこそ、農産物の収穫量はラベルのニーズに
多大な影響を与えます。自然災害のない穏やかな2025年となることを
望まずにはいられません。
◇◇◇
不安定な海外情勢もまた、日本のラベル市場を大きく左右しています。
ロシアによるウクライナ侵攻は長期化の様相を呈し、ウクライナが逆に
ロシア領土へ逆侵攻しています。またイスラエルはガザ地区攻撃に加え、
政権崩壊したシリアへ侵攻を開始。イランをはじめとする中東諸国との
緊張は極限まで達しています。周知の通りロシアならびに中東は資源国
であり、原燃料の海外依存率が高い日本は引き続きエネルギーコストや
原材料価格の高騰に悩まされます。そしてなによりも最大の不安定要素
はトランプ氏の米大統領復帰。選挙公約では強力な関税の断行を明言し、
中でも経済成長が鈍化している中国を最大の標的として挙げています。
もちろん日本製品についても関税の追加が検討されているようですが、
いずれにせよ米中は日本にとって大きな貿易国であり日本経済への影響
は極めて大きいと言わざるを得ません。加えて紛争地域の和平に向けた
トランプ氏の姿勢は懐疑的といった分析も。たった1人が世界の未来を
左右する現状になんだか異常さを感じます。
◇◇◇
「めでたさも 中くらいなり おらが春」
江戸時代の俳人、小林一茶の句にもあるように、新年への多大な期待は
ほどほどにとどめ、まずは地に足の着いた事業を推進すること。25年は、
それこそがラベルビジネスに携わるすべての企業にとって大切であると
思われるのです。
===============================メルマガINDEX
1) 2025年1月1日新春号の見どころ
2) 「ラベルエキスポ東南アジア2025視察ツアー」募集中
3) メルマガ企画「あのとき」#93/1977年1月1日新春号から
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◇◆◇1) ラベル新聞2025年1月1日新春号の見どころ◆◇◆
新年号には特別企画を複数掲載。1面は先行き不透明な時代に直面する
ラベル業界の諸課題をクロスワードパズルに見立て、それを解き明かす
「ミライノシナリオ」を意味に込めました。さらに2面では、山積する
課題の中から1.生産年齢人口の減少 2.技術承継の時間と費用 3.環境
負荷低減への対応 4.不安定な世界情勢 5.消費低迷で需要減退、以上の
5点を掲出。それぞれを分析しつつ、課題克服に向けたシナリオを模索
しました。それぞれの企画が、ラベルビジネスに携わる企業にお役立ち
できることを期待しています。
▼掲載内容はこちら▼
1. 本紙調査「24年度上期国内粘着紙出荷量 消費低迷もフィルム系回復」
2. 特集1「EB照射のインキ硬化メリットとラベル印刷採用の可能性」
3. 能登半島地震「1年が経過 復旧に向けて力強い歩みを」
4. 特別寄稿「その1 世界・欧州・インド 不確実性継続する市場」
5. 特集2「経営環境問題を詠む 人手不足の社会課題へ」
6. 特集3「ラベル業界の環境配慮施策 最前線リポート」
7. 友功社「Business now74 独自の製造システムとフレキソで規模拡大」
8. 特集4「変わりゆく推し活のトレンド 韓国発の新“推し活”浸透」
◇◆◇2) 「ラベルエキスポ東南アジア2025視察ツアー」募集中◆◇◆
ラベル新聞社は、来年5月に実施する「ラベルエキスポ東南アジア2025
視察ツアー」の参加者を募っています。同展示会は5月8日(木)から
3日間にわたり、タイ・バンコクのBITECで開催。世界各地域のラベル
関連サプライヤーが最新の資機材を出品することからも、アジア市場の
方向性を探る機会となります。企画ツアーは通訳帯同のエキスポ視察に
加え、中国大陸やアジア地域へ展開するシンメトリック(本社・台湾)
の現地生産工場を訪問。また市場視察や懇親会なども行われる予定です。
ツアー日程は5月6日(火)から10日(土)までの4泊5日間。旅行
旅行代金は33万4,000円(諸税別)です。
ツアーの問い合わせはラベル新聞社(TEL:03-3866-6577)、申し込みは
近畿日本ツーリスト(TEL:03-6730-3220)まで。
3月3日(月)までの締め切りですのでお早目のご応募を。成長著しい
東南アジアのラベル市場を体感してみませんか?
◇◆◇3)「あのとき」#93/1977年1月1日号から◆◇◆
半世紀以上のアーカイブから業界の「あのとき」を紐解く企画。93回は
今から48年前、1977年1月1日新春号を振り返ります。
◇◇◇
1面トップは、巳年にふさわしく「竹蛇」の写真とともに本紙の編集に
対する思いを掲載しています。竹蛇のルーツは江戸時代、神奈川県大山
で作られていたおもちゃ。尾を持って左右に振ると“にょろにょろ”と
動く姿がおもしろく、やがて全国に広がりました。今では岡山県津山市
が製造の中心地となっているようです。本紙では新年を迎えるに際して
「不況も4年越しとなり長期化の様相を呈しています。高度成長期時代
から低成長時代に入る過渡期にあり、ラベル業界では昨年“象徴”でも
あった『セルフラベル特許』が失効。これまでになく厳しい経済環境に
あって、本紙の使命をさらに自覚し、業界の皆さまとともに紙面の充実
を図りたい」とつづりました。
▼このほか、掲載内容はこちら(名称等は掲載当時のまま)▼
1. SF笑説「初笑い! まんが絵巻『もしもラベルがなくなったら』
2. 市況「高度成長から一転、低成長期に 価格安定へ最善を」
3. 粘着紙業界「メーカーの“三大使命”果たす時価格安定が大前提」
4. シール印刷業界「現実の厳しさ直視する目を 特許はすでに過去へ」
5. ユーザー界「単価表示、POSとも第2幕へ 本格的普及段階に」
6. ラベル印刷機「設備投資上向きで国産攻勢 多色刷り機が主流に」
7. モダン・プラスチツク工業「製品開発は適材適所モットーに」
ラベル新聞が報道した50年以上にわたる業界の「あのとき」。CD-ROMが
そろっています。
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2021年以降のCD-ROM→ https://m2-v2.mgzn.jp/sys/rd.php?m=Z14qd6QijrwtTtCAujrwlmZ
2020年以前のCD-ROM→ https://m2-v2.mgzn.jp/sys/rd.php?m=314qd6QijrwtTtCBJK6JiD3
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次回のメルマガ配信は1月16日(木)を予定しています。
またお目にかかりましょう!
世界とラベル業界によいニュースが満ちていますように。
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