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マイクロ・テクニカ、ラベル全面検査システム 医薬品メーカーからも反響

株式会社マイクロ・テクニカ(東京都豊島区東池袋、TEL03-3986-2902)は、「インターフェックス Week 2019」で、ラベル全面検査システム「MT-LFC」を展示。ラベル印刷会社をはじめ、医薬品メーカーなどに向けて同社の画像処理技術に基づく検査ソリューションを展開している。

同システムは、カメラで撮影したラベルの印字欠けやカスレ、バーコードの読み取り値照合、良品との比較検査などを可能にするもの。最大で毎秒300ミリの搬送速度にも追従し、読み取り基材幅はカメラを交換することで柔軟に変更できる。
オフラインのほか、ラベルプリンタなどにインライン接続可能。オプションで、撮影した画像をすべて保存するシステム「FileMan:VTB」「同VTB-CL」も搭載でき、トレーサビリティーに効果を発揮する。
同社の全面検査システムが伸長している背景には、医薬品メーカーがラベル製造の内製化を図っていることが挙げられるという。
「これまでは印刷会社が固定情報を刷り、医薬品メーカーで有効期限などを追い刷りするといった商流だった。近年、固定情報の改訂に伴う資材ロスを削減するため、メーカーが必要な枚数だけ、ラベルプリンタで白紙の基材に一括して出力するパターンが増加。そこで、検査できる面積が広く高精度な当社のシステムが求められている」(担当者)としている。
同社はラベルの製造工場、エンドユーザーの内製化現場などに向けて、同システムを訴求していく。
 
2019年7月15日号掲載)

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