東洋紡は1月22日、フィルムについて、下記のとおり2月1日受注分から値上げすることを決定した、と発表した。
昨年秋以降、原油価格の上昇、為替の円安進行、アジア地域での堅調な需要を背景に、国産ナフサ価格が高騰。こうした環境のもと、オレフィン原料メーカーから値上げ要請があり、フィルムの安定供給を維持するためには、レジン価格の値上げを受け入れざるを得ない状況となっている。
同社では、徹底したコストダウンに懸命に取り組んできたが、原料のみならず、燃料費や電力費等の諸経費の上昇に加え、設備の維持費用も増加しており、自助努力だけでは吸収しきれない状況と判断。安定供給のため、OPP、CPP、LLDPEフィルムの価格改定するに至った。
価格改定対象製品は、「二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)」「無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)」「リニアローデンシティ・ポリエチレンフィルム (LLDPE)」の3製品で、すべて400円/連(20μm換算・連500㎡)