コニカミノルタ側は、PPRDが保有するMEMS技術や薄膜PZT量産工程の獲得が目的。産業印刷分野向けの高解像度IJヘッドの開発を加速し、IJヘッドやコンポーネント事業の展開力や開発力、商品力強化を図りたい狙いだ。
PPRDの製品ラインアップについて、コニカミノルタは自社が得意とする製品カテゴリーと補完関係にあると分析。コニカミノルタの産業用IJヘッド事業のラインアップ拡充が期待できると見ている。
今後は、IJプリンタメーカーらPPRDの既存ユーザーへのサポートや製品供給を、コニカミノルタが実施する運び。「質量とも安定した製品供給のみならず、新たな関係の発展でさらなる貢献ができるよう努めたい」(コニカミノルタ)としている。
(2018年6月15日号掲載)