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DKSHジャパン、高耐久性ドクターブレード販売 フレキソ印刷向け 英エスターラムと契約

DKSHジャパン(株)(東京都港区三田、マイケル・ロフラード社長、TEL03-5730-7600)はこのほど、英エスターラムとフレキソ印刷向けドクターブレードに関する総代理店契約を締結。ラベルやパッケージ印刷市場に向けて本格的な販売を開始した。

エスターラムは1984年、世界初のプラスチック製ドクターブレードメーカーとして設立。以降、欧米を中心に販売展開し、100カ国以上で採用されている。同社製品における最大の特徴は、原料のポリエステルを独自技術で二軸延伸加工し、ポリマーを分子レベルで配列することにより、温度変化や溶剤、摩耗性などに対する耐性を図った点。
フレキソ印刷のドクターブレードにはこれまで、スチール製が多く活用されていた。しかし、印刷時の摩耗によって金属片がアニロックスロールのセル内に混入し、安定したインキ供給に支障をきたすなど、印刷品質が低下する課題があった。またプラスチックベースのブレードも使用されているが、製造方法は押出成形樹脂が一般的で、使用時に軟化や変形、摩耗などが生じるため、ロングラン印刷で頻繁にブレードを交換する必要があった。
同社製品はこのような課題を克服する耐久性を実現するとともに、弾性や形状の現状復帰性にも優れることから、インキスピッティング(飛び散り)が発生せず、常に安定した印刷品質を長期間にわたって可能にする。刃先厚は、1ミリ、0.75ミリ、0.6ミリなどをラインアップ。UVや水性、溶剤といったすべてのフレキソ印刷に対応する。
DKSHジャパンでは「国内ラベル印刷会社によるテスト結果では、高評価を得ている。現在、サンプルを無償で提供しており、フレキソユーザーから相談を賜りたい」と話している。
 
(2018年6月1日号掲載)

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