賛協社レーベル印刷㈱では毎年、これまで培ってきたラベル・パッケージ等の印刷・加工技術を応用し、意匠性に優れる年賀状を作成。取引先等へ郵送している。
2018年の年賀状は①封筒②封紙ラベル③あいさつ状、以上3点で構成。印刷加工に関しては、▶凸版印刷機▶ホットスタンプ機▶UVプリンタ▶プリントオンデマンドシステム、などを活用している。
①は、桜の花柄による3タイプのデザインとなっており、トナーベースのプリントオンデマンドシステムで印刷を行った。
②は、ラベル印刷機による金属版(凸版)での3色印刷で対応。さらに、印刷工程後も、金属版を用いて浮き出しと抜きの加工を一度にこなしている。
③は、1958年にデザインされお蔵入りになっていたもの。60年の年月を経て採用された。凸版印刷で深みのある赤色を再現している。
また、江戸日本橋から大阪高麗橋までの宿場町を地図化した「東海道57次」をUVプリンタで印刷。紙の凹凸に影響されることなく、美しい色を表現する。同社は「歌川広重の浮世絵は、東京から大津までの『東海道53次』となっているが、この先に伏見、淀、枚方、守口の4宿場があるため、それを加えて57次とした」とコメントしている。
同社では今後も、高い印刷・加工技術を駆使し、ラベルやパッケージ等の製造に取り組むとしている。