神奈川県シール印刷協同組合青年部は4月24日、横浜市中区尾上町の神奈川中小企業センターで「第28回青年部通常総会」を開催。任期満了に伴う役員改選を行い、新部長に副部長の山下圭三氏(㈲啓佑社)を選出した。
就任にあたり、山下新部長は「役員の兼任が多い神奈川協組と青年部との関係について、今後定期的に話し合う機会を設けたい」と、組織体系を見直す考えを表明。1期2年の任期について「青年部としての方向性を最初の1年で決めた上で2年目に体制づくりと実動を展開したい」と展望を示した。
部員のほか、ラベル・正札両青年部からのオブザーバーら約20人が出席した総会では、前年度の事業報告、収支決算報告および監査報告(第1、2、3号議案)を承認。役員改選(第4号議案)を原案通り可決した後、新体制となる今年度の事業計画案および予算案(第5、6号議案)についても賛成多数で可決した。
可決された事業計画では、全日本シール印刷協同組合連合会の「第57回年次大会・大阪大会」に併せて全日本シール印刷青年部協議会(JS)が10月に行う企画関連の準備などを予定。関東3青年部や青年中央会などでの交流事業にも参加する。
会員数の現況については、11社・12名の青年部員に加え、入会資格を前年度に変更した準会員がサプライヤーを中心に増加し10名になったことが報告された。
総会後に開かれた懇親会では、来賓として神奈川協組の早川正彦理事長があいさつ。「当協組が開発した『痴漢撃退シール』が神奈川県警のほか埼玉県警にも採用され、テレビや新聞、インターネットなどで随分話題になっている。ビジネスに育てる上で一歩前進であり、引き続き協力をお願いしたい」と呼びかけた。
(2015年5月1日号掲載)