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高桑美術印刷、ロールタイプ粘着和紙ラベルを展開 和風イメージ演出 需要拡大に期待

高桑美術印刷㈱(石川県金沢市泉本町、高桑秀治社長、☎076・241・5563)では現在、酒類や食品などの高級商品に対して、パッケージの美粧性向上を実現する和紙風粘着紙「ロールタックちぎり和紙」を積極的に販売展開している。

日本酒や和菓子など日本を意識させる高級商品のラベルには、和風のイメージが伝わりやすい和紙が採用される傾向にある。特に和紙ラベルは、他のラベルのようにがまっすぐ断裁されているタイプよりも、素材の繊維がちぎり縁取りされているタイプが、独特の風合いによって高級感を醸し出す。

しかし、ちぎり縁取りされた和紙ラベルは、製造工程の都合上、枚葉タイプが多くを占めており、また、商品へ貼り付ける際も、ラベルの裏側に粘着剤を塗って手作業で貼り付けるグルーラベルがほとんどだった。

同社では、このような状況を鑑み、和紙製造会社や機器メーカーとの共同で、ロールタイプの和紙風粘着紙を開発。製造および商品の特許を取得し、販売を開始した。

同製品は、オートラベラーでの自動貼付が可能になったため、和紙ラベルにおける大量ロット商品への採用が増加。需要は順調に増加している。

 

(2015年5月1日号掲載)

 
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