接着剤などの化学製品を開発製造するケミテック㈱(東京都府中市宮町、野中賢治社長)はこのほど、ポッティング加工などに適した樹脂「ケミシールPTシリーズ」を発売した。短時間で固まるUV硬化タイプをメーンに展開し、ラベル業界への提案も強化する。
シール・ステッカーのポッティング向けに販売するのは、低硬度で柔軟性がある「PT—1300」と、ウレタン樹脂と同等の硬度を持たせた「同1400」 の両シリーズ。加工後に屋外使用しても黄変が起こりにくいアクリル系の樹脂で、同じくポッティングに用いられるエポキシ樹脂などに比べて硬化時間が大幅に短く、1液タイプで混ぜ合わせる必要がない。このため作業効率が高く「すでにラベル印刷会社で採用された例もある」(同社)という。
また、キーホルダーなどに適した高硬度タイプでは、太陽光やブラックライトでもUV硬化が可能な「同1100」、内部に気泡が残りにくい「同1200」の両シリーズを用意する。
問い合わせは同社(☎042・369・9111)まで。
(2015年5月1日号掲載)