小林クリエイト㈱(愛知県刈谷市小垣江町北、小林友也社長、☎0566-26-5310)は、自動車のルームミラーに吊り下げて使用する「RFIDハンギングタグ」を開発。車両整備の進ちょく管理に有用な同タグは現在、モニターを募集している。
想定する用途は、自動車販売店や整備工場での作業状況の進ちょく管理。従来は手書き台帳や、バーコードラベルをフロントガラスに貼るなどして管理していた。ラベルだとのり残りが生じる場合もあるうえ、車外からガラス越しにコードが読み取りづらかった。
RFIDハンギングタグは、長形の紙製ハンギングタグの下部にUHF帯のRFタグを貼付。ルームミラーに吊り下げた同タグを車外からハンディーリーダーで読み取り、手書きやバーコード管理に比べて作業の効率化が図れる。免許申請が不要な特定小電力の場合でも、リーダーで1.5m以上の読み取り距離を確保。同タグが車外から目視できない場所への吊り下げでも、非接触で識別する。
作業工程の進ちょく管理以外に、車両の在り処を検索できる車両ロケーション管理への応用も可能。自動車販売店での車両の位置管理やレンタカー店舗の貸し出し車両の検索も行える。
〈写真〉自動車のルームミラーに吊り下げて使用。車外からハンディーリーダーで読み取れる
〈写真〉RFタグの貼付位置も吟味を重ねた
(2022年10月15日号掲載)