㈱丸仁(福井市花堂中、雨森研悟社長)は、光の照射角度によって多彩な色に変化して見える「オーロラ反射ステッカー」シリーズを開発した。ユニークな意匠性を備えた印刷素材として、用途開拓を進めている。
同社は、独自技術による再帰性反射材(特許取得済み)を開発・展開。照明やカメラ撮影時のフラッシュなど光が当たる角度に応じ虹色に変化して見える「オーロラ反射」として、アパレルやアート分野などで採用実績を持つ。
再帰性反射材に粘着剤を塗工したオーロラ反射ステッカーは、屋内用(ホワイト・ブラック)、屋外用(同)といった複数ラインアップを用意。フィルム基材はUVインクジェットプリンタなどによる印刷適性も備えており、商品ラベルや装飾用途をはじめ、ノベルティー、案内板、交通安全のアテンションステッカーなど、高いアイキャッチ性を生かした活用シーンを想定している。
雨森社長は「従来、反射材はシルバーの単色が一般的だった。そこに20年ほど前、オーロラ反射のカラフルな再帰性反射材を提案すると、視認性の高さから安全性が求められるシーンで採用されてきた。近年、アパレル分野の動画配信者らに意匠性が注目され、新たな用途開拓に向けてオーロラ反射ステッカーを開発した」と話す。
問い合わせは、同社(☎0776-36-4212)まで。
〈写真〉特許取得の再帰性反射材は光の照射角度に応じ多彩な色合いに変化(右)。同素材をステッカー化した
(2022年10月15日号掲載)