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神奈川県シール印刷協同組合 園芸用資材で粘着紙を開発 新事業推進を次世代へ継ぐ

神奈川県シール印刷協同組合(堀木淳一理事長)は2022年度「第35回通常総会」で、19年度から続く新事業「ラベル原紙を作ってみる」の進行状況を報告。リンテックの協力を得て、新たなラベル印刷用粘着紙「アカレンガ_PW 8R 750mm×800mm」「シロレンガ同860mm×800mm」の開発を実現した。

 採用した基材は、園芸資材や花のラッピング商材を扱う星野㈱(新潟市南区新飯田、星野敬司CEO、☎0120-874-220)が手がける韓国製のもの。桃の生育過程で使われており、果実にかぶせる袋状の紙によって日の光や枝の接触を避け劣化を防いだり、光合成による果実の色を調整したりするのが本来の用途という。
 また撥水加工が施されている基材は、わら半紙のような質感が特徴。加えてレンガ調の赤、白の色合いから新たな原紙の名称として“アカレンガ” “シロレンガ”と命名し全国へ向けて販売を展開していく。
〈写真〉リンテックの協力を得て桃果実の生育過程で使う紙がロールラベルに。右は竹内紙器製作所が手がけたもの
(2022年7月15日号掲載)
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