㈱アイアンドダブリュー(名古屋市中区丸の内、磯輪高志社長)は「簡易型高速スリッター・リワインダー」を発売した。
同機はラベル印刷会社からの要望を受け、既存機に備わる多軸ターレット機構などを無くしてスリム化したもの。従来モデルよりも全長サイズが800mm以上短い設計を実現している。
スリット加工のスピードに関しては、分速200mから同300mに向上。スピードアップにより、ターレットがなくても十分な処理能力を実現するという。加えて、スリット刃のセッティングには、スリーブ式を採用。機体から取り外した専用ジグに下刃を合わせてセットアップする仕組みで、機上で刃合わせの調整を行う必要がない。
また、ラベルの「自動剥離機能」を有している点も特徴だ。同機能は、巻き出し部のラベルを剥離することで、プリンタやラベラーのセンサーにラベルの終点を検知させる狙い。
またラベルの巻き終わり部を剥離することで、プリンタやラベラーの〝助走区間〟を確保。空送りして搬送が安定した後に出力や貼付を開始することで、紙詰まりを防げる。
詳細は同社(☎052-228-0166)まで。
〈写真〉ターレットを無くしてスリム化を実現したモデル。安価とスリット加工のスピード向上、自動剥離機能などを訴求する
(2021年10月1日号掲載)