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PIショー秋2021、コロナ禍で提案が続々 衛生や環境配慮に一役

 「第64回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2021」(㈱ビジネスガイド社主催)が2021年9月8日から3日間、東京都豊島区東池袋の池袋サンシャインシティ・コンベンションセンターで開催された。コロナ禍の消費者行動や価値観の変化を捉えた提案が並ぶ中で、シール・ラベルのほか、印刷技術を活用した製品に関心が寄せられた。

 
 中央印刷㈱(東京都豊島区高松、☎03-3973-0201)は、箔加工後にUVオフセットを行うソリューション「インラインフォイラー」について紹介した。同社はこれにより、金銀箔やホログラムを用いて多彩なメタリックカラーが実現する点を訴求。
 
 JETIC㈱(茨城県龍ケ崎市出し山町、☎0297-63-5301)は、容量10mlでペン型の除菌スプレーを展示した。同製品は、ローズやミントなど6種類の香り付き。それぞれの香料に合わせてラベルデザインを変更するほか、QRコードを印字して使用方法、成分表示を紐づけるといった提案が行われた。
 
 ㈱アポロ製作所(東京都荒川区西日暮里、☎03-3802-3291)は、肌や服、マスクなどへ貼れる「水なしマルチタトゥーステッカー」の用途を説明。担当者によれば、近年、爪に貼るネイルシールとしてのニーズがあるという。
 
 ㈱ツジマキ(横浜市南区大岡、☎045-741-4856)は、スクリーン印刷の活用法を訴求した。ブースでは、シリコーン素材のフード容器などの繰り返し使える製品への印刷物で、環境配慮に役立つ点をアピール。加えて金属、ガラスといった異素材のほか、蓄光インキへの対応力を示す。
 
〈写真〉箔加工による印刷表現
 
〈写真〉ペン型容器にラベルが貼られた
 
(2021年9月15日号掲載)

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