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中部パック、ラベル関連も多数出展

 (社)中部包装食品機械工業会(梅森輝信会長)主催の「2014中部パック」が4月9日から4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催され、食品会社や関連機器、資材メーカーら中心に224社・659小間が出展。会期中6万7132人が来場した。

 同展は2年に一度開催されている中部地域最大の食品関連総合展で、今回で19回目を数える。食品機械など食品を製造する各種機器のほか、食品パッケージやラベルなどの包装資材、可変情報印字プリンタやラベラー、店頭装飾用ラベル、ラベル・パッケージデザインソフトなど、ラベル関連の出展も多く出展された。会場には、自社の商品に採用する新規ラベルや、ラベリング機材などを模索する来場者が多く訪れ、他社製品との差別化や製造システムの効率化を図ろうとする姿が多く見られた。

ラベル関連では、西川コミュニケーションズ㈱(名古屋市東区東桜、☎052・979・0345)が、自社塗工技術によるライナーレスラベルと剥離紙ありの粘着ラベル、ライナーレス対応ラベラーなどを出品した。

ライナーレスラベルでは、ラベル1枚ずつをずらして積層する「STEPLabel(ステップラベル)」と「テープラベル」を展示。テープラベルでは、たまごパッケージ用途やマスキング、ブランド名などが印字されたサンプル品を展示し、用途事例を示し商品訴求を図っていた。

ステップラベル専用の「エコラベラーステップ」では実演を行い、同製品が一般的な粘着ラベルと構造上何が違うのか、それを採用するとどのようなメリットがあるのかなどを詳しく聞く来場者が多く見られた。同社担当者は「昨年のジャパンパックに出展して以降、問い合わせは多く、現在は採用に向けて動いているところ。中部パックが本格販売の場となっている」と説明。新しいラベル形状であるため、地元テレビ局も複数取材をするなど、会場でも注目を集めたブースとなっていた。

 イシダ総合システム㈱(名古屋市西区名駅、☎052・571・1121)は、計量から包装、検査、箱詰めまでをトータルで提供する各種機器を出品。ブース中央にはサプライエリアを設け、同社印刷事業部が製造する食品向け商品ラベルやプライスラベルなどを多数展示した。ブースモニターには、ラベル印刷する様子など生産工場の稼働状況なども映し出され、同社担当者は「ハカリのイメージが強い中、ラベルや軟包装印刷を自社で行っていることもアピールする目的で出品した」と話していた。

 フレキソ印刷を展開している菱源㈱(愛知県海部郡大治町西条松、電話052・444・2323)は、店頭什器を彩る「くるくるロール」やノベルティグッズ「ペーパークラフト」、偽造防止用紙による印刷物など、同機による各種商品を出品。華やかで高品質な印刷物に、小売り関連企業などが多く立ち寄り、販売増に役立つアイテムを模索していた。

 「くるくるロール」は、ロールタイプのテープ状POPで、幅最大450㍉、長さ約2000㍉のロールに、同社のフレキソ印刷機により、609㍉の範囲でエンドレスデザインできるもの。デザインにつなぎめのない長尺POPが制作されるため、多くの店舗什器の装飾等で採用されているという。コート、アートのほか、ユポ、粘着紙に片面、両面印刷が可能となっている。

 同社ブースでは㈱コムテックス(大阪市北区南森町、☎︎06・6313・3352)が、パッケージ営業支援3DCG作成ソフト「モノサツ3D」を、㈱コムネット(神戸市中央区港島南町、☎078・304・7760)がパッケージデザインソフト「EngView Package Designer(エングビュー パッケージデザイナー)」を出品。実際にPCで制作する工程を実演し、簡単にパッケージデザインや3次元CGが制作できる様子に、来場者らはプレゼン用に有益、と見入っていた。

 このほか、㈱ジャパン・パッケージ(名古屋市中村区八社、☎︎052・419・6665)が。びんやプラスチック容器など1本ずつラベルを貼付する卓上型「円周貼ラベラー」を、イーデーエム㈱(東京都板橋区板橋、電話03・3964・4005)が、新製品として、日付印字検査機と連動した検査画像保存システム「CB―100」のほか、各種ラベラーやレーザーマーカーなどを出品。食品メーカーらのさまざまなニーズに応える商品をPRしていた。

 (ラベル新聞4月15日号掲載)

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