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ハイ・アングル 2014年4月15日号

 創造的破壊する挑戦者に門戸開く

4月8日、関西国際空港に米フェデックスの北太平洋地区ハブが開設した。アジアから集約した貨物を米国に発送するための中継拠点で、駐機数7機・貨物仕分け毎時9000個という同所の稼動が日本とアジアにグローバルトレードの機会をもたらすと同社は目論む▼米国内の都市間で無数の直行便を飛ばすのではなく、核となるハブ空港を設け全貨物を一極集中させる。そこから空になったエアカーゴが荷物を積んで戻れば空路、コスト、時間を圧縮して物流は劇的に進化する——。フェデックス創業者のフレッド・スミスが学生時に「ハブ・アンド・スポーク」(hub&spoke)の原案を確立していたこと、そのレポートに「C」(日本でいう〝可〟)評価を受けたのは有名な話。かくして同社は、日本の約25倍を誇るほぼすべての都市への翌朝到着サービスを実現した▼アイウェアのJiNS。PCやスマホなどから発するブルーライトをカットして眼を守るという専用メガネ「JiNS PC」を開発し大ヒットを生んだ。JiNSは〝メガネが必要ない人にメガネを売る〟という、新たな市場の創造に成功。両者をして「これこそがイノベーション」。2月、名古屋で行われた「PrintNext2014」の基調講演を務めた米倉誠一郎一橋大教授は説く▼シュンペーターが提唱した「イノベーション」とは本来、新たな生産方式の導入・販売先の獲得・新組織の実現といった5類型を指し「技術革新」だけを意味しない。荷物を明日届けるには・目のよい人にメガネを買わせるにはという純粋な希求は「現状の均衡を創造的に破壊して、新たな経済発展を導く」理論に結実した。イノベーションは機械や技術で適えるものではない。7月、ラベルフォーラムジャパンがそれを実証する。「創造的破壊」を希求するすべての挑戦者に門戸は開かれている。

 

 

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