ウエブテック㈱(東京都品川区南大井、道場將人社長、☎03-5471-0531)は、ラベルやステッカーなどシートの印刷物をフィーダーで自動搬送し印刷不良を検査する全面検査装置「STS-330L」を発売した。
直線的なフォルムが特徴の新機種は、2,170(W)×726(D)×1,642(H)mmというコンパクト。加えて必要消費電力は1,500Wと、同社は「電気工事も不要、オフィスでも運用できる機種」と位置付ける。
対象物に傷をつけない独自設計のフィーダーや搬送ズレを抑える安定した設計で、不良品を自動で振り分け。4Kラインセンサーの分解能は0.1×0.11mmを誇り、また光源を反射しやすい箔やホログラム、透明フィルムも特殊照明によって撮像可能と、精度の高い検査を支援している。
検査範囲は最小幅36×85mmから最大120×250mmまで、搬送速度は最大毎分60m。またオプションとして、文字や絵柄と可変情報を同時に検査するバリアブル検査に加え、近年ウエブテックが力を入れるAI(人工知能)をシステムに実装した高度な運用も可能。さらに、印刷物両面を同時に検査する仕様にも応じるという。
〈写真〉ダークグレーの直線的な外観がスタイリッシュ。コンパクトなサイズ感も相まってオフィスユースも想定している
(2021年5月1日号掲載)