ダックエンジニアリング㈱(京都市南区上鳥羽大柳町、氷上好孝社長、☎075−681−0133)は昨年11月19日から27日までの期間、本社ショールームでラベル業界向けの検査装置内覧会を開催。新型コロナウイルスの感染拡大措置として予約制で行われ、1日3社が来場した。
今回の展示は、旗艦製品のラベル検査装置「Symphony」「Trinity」の後継機となる「e−CAMO」「Prenity」などのほか、バーコードやQRコードといった可変情報の検査システムを紹介。多列で印字したQRと文字との照合や、マスター画像との比較で精度を上げた検査事例に来場者が注目した。
さらに新機能の提案として来場者から好評を得たのが、検出された欠陥の位置をレーザーで示す機構「ピタッと!LASER」。わざわざ目視で欠陥箇所を探す手間が省け、検査作業の効率化向上を支援している。
担当者は「グラビア業界向けに続いて、2回目の内覧会となった。来場者が印刷サンプルを持ち込みデモ検証できたり、開発者が直接相談を受けたりと、1社ずつの対応でより深い話に。コロナ禍で各社の方針が定めづらい中で、ラベル業界の発展に寄与する情報を提供していきたい」と総括し、定期的な内覧会の開催を目指すとコメントしている。
〈写真〉高速検査を実現する装置「Prenity」
(2020年12月15日号掲載)