(株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA・京都市上京区、柿田高徳社長、TEL0774-46-6402)はこのほど、ラベル向けUVインクジェット(IJ)デジタルラベル印刷機「Truepress Jet L350UV」の新モデルを発表。4タイプから選べる「Truepress Jet L350UV SAIシリーズ」を、ベルギー・ブリュッセルで開催の「ラベルエキスポヨーロッパ2019」で初披露した。
同社は14年にTruepress Jet L350UVを上市。その後、高生産機「同L350UV+」やローマイグレーションインク搭載の「同L350UV+LM」の発表と進化を遂げ、累計150台超の出荷実績を持つ。
同社は今回、より豊かな色表現を可能とし業務内容に合わせて4機種から選択可能な新モデルを開発。「SAI」は▽Stable(優れた安定性)▽Accurate(高い色再現性)▽Integrated(培った技術力の統合)、の頭文字に加え、色表現力の高さを表す〝彩〟の意味が込められているという。
新モデルは、現行モデルからインクジェットヘッドの搭載スロットを1色増設。CMYKにホワイト、オレンジ、ブルーと最大7色機に対応する。また独CGSの技術協力で、独自に開発したカラーマネジメント技術を搭載。より幅広い色表現が可能となり、特色の再現性も向上している。
フラッグシップのハイエンド機「Zモデル」は最高印刷速度が毎分80メートルと、高品質と高生産性を両立。このほかスタンダード機「Sモデル」、エントリー機「Eモデル」、食品ラベル用の「LMモデル」をラインアップする。20年2月から全世界で順次販売を開始する見込み。
(2019年9月15日号掲載)