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ミマキエンジニアリング、デザインソフトとウォームラミネーター4月に発売 IJP活用を促進する新製品続々

ミマキエンジニアリングはこのほど、POPやウインドーサイン、シール・ラベルをテンプレートから簡易操作で製作できるデザインソフトウエア「Simple POP」を発表。小売店などエンドユーザーの活用を見込み、4月から販売を開始する。

同ソフトは、季節やイベント、天候の変化、タイムセールなどによって都度必要となるPOP、店内装飾用の印刷物の製作を支援するもの。利用者は用途に合わせたテンプレートを選択し、テキストや画像の編集が容易に行え、星型など図形の挿入、画像の切り抜きにも対応している。
出力には、隠ぺい性の高い白インクやカット機能を備えたインクジェットプリンタ(IJP)「UCJV300」シリーズを推奨。同ソフトにはカットデータも含まれており、同社は「店舗ごとにオリジナルの印刷物を製造しようとすると、デザイン費用や納期の課題があった。こうした点を克服し、在庫状況などに応じて即座に必要な分だけ出力できるようになる」と有用性を強調する。
初期状態で300種ほどのデザインテンプレートは同社のホームページでも公開されており、使用できる種類は随時更新されていく。年間の販売目標数は、グローバルで1000本を見込む。
また、同社はサイネージ分野に向けてウォームラミネーター「LA-140W Plus」「同160W Plus」も4月から販売を開始する。
同モデルは、2017年11月にリリースした「LA-140W」「同160W」の後継機という位置付け。加工速度は最大で毎分7500㍉、基材厚は最大35ミリまで対応。セット可能な最大基材幅はLA-140W Plusが1380ミリ、同160W Plusは1580ミリとなっている。
また、新たにラミネート距離を計測可能な「ラミネートカウンター」を搭載。同カウンターによってラミネートフィルムの残数計算を可能とし、あらかじめ設定した距離で自動停止させることもできるため、ミス防止に貢献する。国内限定の販売となり、年間の販売目標数は300台となっている。国内で行われる国際的なイベントを控え、需要増が見込まれるサイネージ分野に向け、プリント面の保護と装飾を施す加工機として訴求していく。
同社はIJP単体にとどまらず、後加工や支援ソフトなど周辺機器を充実させ、裾野の拡大を狙う。
問い合わせは、同社(TEL0268-64-2281)まで。
 
 
(2019年3月15日号掲載)

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