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オーシャンテクノロジー、自動ムシリ機を展開 コンパクトなシール・ラベル製造向け

オーシャンテクノロジー株式会社(東京都中央区八丁堀、福田昌穂社長、TEL03-3523-4310)は、シール・ラベル業界向けのオートブランキングシステム「OT-ABS-S 640」を展開している。省スペース設計で、作業の自動化に貢献する機種として注目されている。

シートタイプの同機は全抜き加工後のムシリ作業を自動化するもので、加工速度は毎分16〜18ショット。対応する用紙サイズは最小300×260ミリ、最大で640×470ミリ、本体サイズは1600(L)×1500(D)×2000(H)ミリとなっている。
棒状のピンで押し出すのではなく、平面的に全抜きシール・ラベルを持ち上げる独自機能「Auto Blanking Separator」によって、ピンを立てるドブを必要としないほか、ピン痕が付かないため不良品の発生も抑えられる。
担当者は「『ロール・ツー・ロールモデルほどの大ロットの生産性は必要ない』といったお客さまに対して、シートタイプのプリンタに対応した周辺機器が受け入れられている。コンパクトなブランキングシステムOT-ABS-S 640は、人手不足が深刻化しているラベル業界に対しても有効では」と紹介する。
手作業でムシリを行っている印刷会社において、自動化可能な領域は機械に任せ、オペレーターには人力ならではの高付加価値な作業に注力してもらうといった転換が求められている。
インクジェットプリンタなどを扱う同社は、小・中ロットに対応した周辺機器の提案も行っており、近年は工業系などを中心に活用事例が増加。ラベル印刷会社をはじめ、商業印刷やパッケージ印刷を手がける企業に対しても、コスト面で導入ハードルを抑えた機種を訴求している。
 
 
(2019年4月1日号掲載)

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