(株)小森コーポレーション(東京都墨田区吾妻橋、持田 訓社長)は、ランダ社のNanography技術を採用した枚葉デジタル印刷機「Impremia NS40」のフィールドテストを2019年春に日本で実施の予定と発表した。Drupa2016で技術展示した同モデルの今後の市場投入に向けたロードマップの一環。
Impremia NS40は、デジタル印刷機としての利便性と広い色域を兼ね備える。標準色数はC/M/Y/Kの4色となっているが、特色3色(O/G/B)及びインラインコーターなどを順次、追加していく計画。基本仕様は、最高印刷速度は毎時6,500シート、最大紙寸法と紙厚は750×1,050mm、0.06~0.8mm。解像度は1,200×1,200dpiとなっている。
小森コーポレーションは2016年以降、ランダ社とのライセンス契約に基づき、Nanography技術を中心に据え自社の独自技術を盛り込んでの開発を進めてきた。今後は、2019年春に予定している日本におけるフィールドテストに続き、海外でのテストも実施して、2019年度末にも販売開始する計画だ。