鉄道事業者、神奈川県警察、関東運輸局による「駅構内における暴力行為および痴漢防止キャンペーン」が2月7日、横浜駅構内で行われ、神奈川県シール印刷協同組合(清水重行理事長)は東海大学と共同開発した、「痴漢撃退シール」を啓発品として提供した。
同キャンペーンは、駅係員への暴力行為や乗客同士のトラブル防止、痴漢被害を未然に防ぐことを目的に、横浜駅構内の警らを実施するもの。式典中、シールを剥がすと「×印」のインキが表れ、痴漢加害者の肌に転写できる痴漢撃退シールの使い方を横浜シーサイドラインプロモーションガールの幸野ゆりあさんと山下圭三理事で実演。その後、キャンペーン参加者が通行人に同シールを配布した。
幸野さんは「被害にあった人が、痴漢の証拠を残すのは難しいこと。シールであれば、いつでも携帯電話や化粧道具の箱などに貼って持ち歩け、スムーズに使うことができるかもしれない」と話す。
(2018年2月15日号掲載)