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ヘレウス、新型LED-UVシステム販売展開 ラベル印刷向けも チップ交換容易に

ヘレウス(株)(東京都文京区大塚、土屋淳社長、TEL03-6902-6551)ノーブルライト事業部はこのほど、UV印刷のインキ硬化工程で省電力化を可能にする新型LED-UV照射システム「SEMRAY(セムレイ)UV4003」を日本市場で本格的に販売展開すると発表した。

新製品は、独ヘレウス・ノーブルライトが〝Plug&Play〟のコンセプトに基づき開発。空冷式を採用し、77 (W)×136(D)×253(H)ミリといった小型化を実現している。照射面は75×54ミリで、印刷幅に合わせて連結。また、独自技術のマイクロオプティクスにより、LEDチップの光を放射角60度に補正して効率的に発光する。
対応する光のピーク波長は365、385、395ナノメートルで、照射強度は385と395ナノメートルが1平方㌢当たり14ワット、365ナノメートルが同10ワット。照射寿命(初期より30%出力低下した時点)は1万時間を超える。
最大の特徴は、システム内のLEDチップを容易に交換できる点。ヘレウスでは「一般的にLEDチップは、9〜12カ月ごとに10〜20%程度性能が向上しているという。セムレイUV4003は、従来のようにシステム全体を交換することなく、高性能な新チップや波長の異なるチップ交換が可能。そのため、比較的安い投資額で常に高レベルのインキ硬化を実現する」と説明する。
同社では今後、ラベルを含めたUV印刷市場に向けて、新製品の機能を訴求し、拡販に注力する。
 
(2017年12月1日号掲載)

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