マックスは12月5日、パソコン接続専用の感熱ラベルプリンタ「ELP-60」シリーズから、赤と黒の2色で印字を可能にした「同N2」を発売した。
同プリンタは、宛名ラベルや現品票などを作成する製造現場から〝強調したい部分をよりわかりやすく表現したい〟という要望を反映したもの。プリンタヘッドの熱量をコントロールし、黒と赤を同時に印刷できるのが特徴。これにより「取扱注意」や「値札」など、より視認性の高いデザインにすることが可能となった。また専用のラベル作成ソフトを使えば、ラベルのレイアウト編集ができる。9種類のカテゴリー別で67のテンプレートを豊富に搭載するほか、バーコードやQRコードなど23の規格に対応したラベル作成を実現。
2色プリンタの開発経緯について同社は、製造事業者から「現品票の押印部分をもっとわかりやすく赤色にしたい」「宛名の『親展』をさらに目立つような表示にしたい」という要望を挙げた。製造事業者のほか、小売業や調剤薬局など幅広く提案するという。
最大紙幅は62ミリで、最大印刷速度は毎秒148ミリ。価格は3万2184円(税込み)。
(2017年12月1日号掲載)