リンテックはこのほど、シンプルかつ汎用性の高いラベラー「L-VIS SL」を新たに開発。7月10日から、受注を開始した。新機種は、さまざまな被着体の形状に対応するため、貼り付け方式の異なる2シリーズ(計6機種)をラインアップ。同社では今後、幅広い分野に向けて対応力の高さを訴求する。
新たにラインアップされたのは、ローラープレス方式の「5000シリーズ」3機種と、エアシリンダー方式の「9000シリーズ」の3機種。
前者は、箱形や円柱状などを対象としており、天面、側面、底面ならびに商品パッケージのアイキャッチラベルを貼り付ける肩部などへのラベリングに適する。一方の後者は、傷つきやすい被着体や凹凸面などに対して、より精度の高い貼付を実現するため、圧着もしくはエアーによる吹き付けで対応する。
ラベル幅18〜114ミリに対応するのは「SL5110」と「SL9110」、同51〜180ミリ対応は「SL5170」と「SL9170」、同108〜224対応は「SL5220」と「SL9220」となっている。
特に、SL5220とSL9220は、幅広ラベルへの対応機種として設定。スムーズなラベルの繰り出しを可能にする駆動式リワインダーやサーマルプリンタなど、各種オプション搭載が容易な仕様となっており、ドラム缶など大きな被着体への貼付に効果を発揮する。
また、新機種は用途や使用環境に応じてカスタマイズが可能。加えて高速でのラベル貼付能力を有しており、中でも「SL5110」は最大で毎分250枚といったスピーディーな貼付を実現する。
新機種に関する問い合わせは、産業工材事業部門 産業システム営業部(TEL03-3868-7731)まで。
(2017年7月15日号掲載)