グラフテック(株)(横浜市戸塚区品濃町、佐々木秀吉社長、TEL045-825-6200)はこのほど、最大A2サイズに対応するフラットベッドタイプのカッティングプロッタ「FC4500-50」を発売した。高い加工精度と導入しやすい価格を両立しており、シートタイプのプリンタで印刷したラベルへの抜き加工用途などで年間480台の販売を見込む。
小型な卓上設置タイプ「FC4500シリーズ」の最新モデルとなる同機種は、素材を固定する吸着性のマットを新たに採用。4点で基材の伸び・ゆがみを補正する自動トンボ読み取り機能「ARMS4.0」や、偏芯式カッター制御の独自技術などで高いカッティング精度を実現している。卓上型としてオフィスでの使用を想定し、動作音を抑えた設計も特徴とする。
最大毎秒750ミリの速度で、590×430ミリの範囲内にカットが可能。粘着紙・粘着フィルムへのハーフカットや全抜き、クリアパッケージ用シートの抜き加工などが行える。
本体はオープン価格だが、同社の担当者は「実売時の目安は100万円未満の水準で、高いコストパフォーマンスが強み」とコメント。
(2015年10月1日号掲載)