印刷インキ工業連合会(高橋弘二会長)はこのほど、印刷インキに関する新たな環境マーク制度「インキグリーンマーク制度」(igマーク制度)の制定を発表。9月から運用開始することを明らかにした。
印刷インキに関する環境マークとして、同連合会はこれまで「NL規制準拠マーク」や「植物油インキマーク」を制定。印刷従事者の健康確保と環境負荷の低減に有効な印刷インキの開発と提供を推進してきた。 先行してオフセットインキで運用を開始するigマーク制度の定義について、同連合会は「インキ中のバイオマス(再生可能な生物由来の有機性原材料)割合を主たる環境配慮の指標とし、その度合いを考慮して3段階の認定基準を定める」と説明。認定基準については①NL規制を遵守している②アロマフリー溶剤を使用③インキ中の石油系溶剤量は30%以下、を条件としてバイオマス割合が30%以上で「★」、同40%以上で「★★」、同50%以上で「★★★」となる。 (2015年7月15日号掲載)