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サトーヘルスケア、在庫管理に新システム RFIDで医療市場開拓

 サトーヘルスケア㈱(東京都目黒区下目黒、小沼宏行社長、☎03・5745・7481)は6月4日、事業戦略と新製品の在庫管理用キャビネット「キャビレオ」を発表した。医療現場でのミスや事故を防ぐソリューションを拡充、2020年度に300億円の売り上げを目指す。
 キャビレオは、高価なインプラント材料や劇薬といった厳重な管理が必要とされる物品をターゲットに開発。積層したRFIDラベルも高速に読み取れる独自技術「PJM」の採用で、庫内の物品に貼られたラベル1000枚以上を、ドアが閉められてから約20秒ですべて確実に読み取る。個別のラベルに使用期限を登録すれば在庫の「先入れ先出し」が検証可能。処方せんのデータを関連づけ、投薬ミスを防ぐシステムの提供も予定する。
 本体価格は仕様で異なるが数百万円に設定し、レンタルにも対応。専用ラベルは1枚数十円で提供する。大手インプラントメーカーを通じ、医療機関などへ普及を図る。
 同社は、サトーグループのヘルスケア関連事業を統括する目的で昨年4月設立。在庫管理のほか、点滴や注射の取り違え防止、手術器具のトレーサビリティー用途などに自動認識技術を提供し、入院患者の異常検知への応用も進める。
(2015年6月15日号掲載)

 
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