全日本シール印刷協同組合連合会(田中浩一会長)は今夏、「技術伝承セミナー」の第二弾を実施しその模様を映像化する。5月28日に開催した総会の席で明らかにした。
同セミナーは昨年、日本が世界に誇るシール・ラベルの樹脂凸版印刷技術を後世に伝えることを目的に、技術・特許委員会の山下庫太委員長が中心となり実施。平圧機を主題として若手オペレーターを交えながら、アナログ技術を実地指導した。全日シール連はこの模様をDVD化、組合員、会友を中心にこれまで88枚を販売している。
第二弾の主題は「凸版間欠機」。第一弾の実施後、現在国内ラベル市場で平圧機に次ぐ普及台数を誇る「間欠機をテーマに」との組合員の要望に応えたもの。
会場は三起機械㈱(大阪府東大阪市高井田中、三木宏昭社長)のショールーム。同社の間欠機をモデルとし、抜き機構も「平抜き」「ロータリーダイ」の両方を用意する。講師を務めるのは、同委員会の西野恒雄委員。
収録は8月29日㈯で、当日は午前に実機研修を、午後に座学を行う。近く全日シール連では、参加を希望するオペレーターを若干名募集する方針だ。
(2015年6月15日号掲載)