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I&W、少量印刷へ「一挙投入」 「エニートロン」プリンタ レーザーダイカッター 安価で高機能訴求

韓国バイテック・テクノロジーの国内代理店を務める㈱I&W(名古屋市中区錦、磯輪高志社長)はこのほど、産業用ラベルプリンタとレーザーダイカッターの本格販売を開始した。  バイテックは1998年に設立、コンピュータ関連機器やプリンティングデバイス、RFIDプリンタを提供する。現在、デジタル印刷機と後加工機の製造販売にも力を入れており、少量ラベルのオンデマンド製造に有効な「エニートロンシリーズ」は、韓国国内をはじめ中国、東南アジア、欧米にもユーザーを持つ。

 

 「anyー001」は、プリンタ前後に巻き出し・巻き取り機構を備えた、ロール・ツー・ロールのデジタル印刷機。沖データ製のエンジンを採用した電子写真方式で、ベタ部分の安定した再現からグラデーションの階調表現、2㌽のマイクロ文字まで対応するなど、日本市場に適合する高い品質要求に応えている。

 

 また同機は、オプションのソフトを利用することで可変情報の印刷も可能。コンベンショナル機で印刷したロールラベルに対して、指定の場所に可変情報の追い刷りを施すこともできる。さらに、基材ごとにキャリブレーションを取って色管理が行えるカラーマネジメントシステム(CMS)に対応するのも大きな特徴。保存したプロファイルを呼び出すことも可能だ。  同機は解像度1200×600dpi、印字幅は最大209ミリで、1・2メートルまでの印字長に対応。専用紙はなく、紙系のほかフィルム系、蒸着紙や合成紙にもほぼ対応する。本体サイズは1620(D)×580(W)×480(H)ミリ。

 

一方「anycut」は、卓上サイズを実現したロール・ツー・ロール方式のレーザーダイカッター。CO2レーザーを採用し、マークを読み取りながら最大毎分18メートルでカット。カッティングプロッタの数倍の処理速度を確保する。

また、抜き加工と同時に連番やQRコードのマーキング処理が施せるほかにも▽半抜き・全抜きの同時処理▽最大1・2㍍の長尺カット▽別途冷却装置の設置なし▽ラミネート可能、など、コンパクトながら多彩な機能を有している。サイズは1620(D)×630(W)×503(H)ミリで、カット幅は最大200ミリ。

本体価格はany001が390万円、anycutは990万円(いずれも税別、オプション別)。

見学希望や印刷・加工依頼など問い合わせはI&W(☎052・684・6873)まで。

 

(2015年6月1日号掲載)

 

 
 
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