ラベル検査装置大手のエアハルトライマー(ドイツ)とAVT(イスラエル)はこのほど、両社の戦略提携に関する意向を明らかにした。両社の技術およびサービス提携により、今後は、印刷・コンバーティング産業に向けた、より幅広い完全自動化ソリューションの提供を予定している。
最初の段階として、AVTがエアハルトライマーの自動検査装置ソリューションを得て、各種課題等を解決するための開発責任を負うとともに、両社のラベル・パッケージコンバーターなどに対して、最も価値の高いソリューションやサービスとして提供していくことを想定。合意の一部に、エアハルトライマーCEOのマイケル・プローラー氏が、AVTの顧問会議議長に就くほか、役員会のオブザーバーも務めることが盛り込まれている。
具体的には、AVTがエアハルトライマーの公式な検査・印刷管理プロバイダーとなり、両者の相互自動印刷検査装置ソリューション開発に対して責任を持ち活動。両社においては、双方の顧客にこれまで以上に最適化されたソリューションが提供されるため、世界のラベル検査装置においては、これまで以上に両者のビジネス展開の広がりが予測される。
(2015年6月1日号掲載)