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シーレックス 梅炭クレープ紙など基材に採用

 シーレックス㈱(東京都台東区柳橋、栗原敦社長、☎03-3862-7251)は現在、環境配慮型ラベル製品「貼るプログリーン」シリーズのラインアップを拡充。混抄紙やバイオマス材などをラベルの基材に採用した新製品の開発に努めている。

 
 同社では、ブランドオーナーによるサスティナブルへの取り組みが活発化している現状を見据え、資源循環に貢献するラベルとして貼るプログリーンシリーズを訴求。特殊な機能を付加した紙を表面基材とすることで“脱プラ・減プラ”の市場ニーズに応える。
 
 直近では、梅干しの種を炭化させて紙に抄き込んだ「梅炭クレープ紙」を基材に使用したラベルを上市。ベースは特殊クレープ紙で、食品加工の際に排出された梅の種以外に、ビールの大麦やコーヒーのカスなど製造副産物を炭として再資源化し、原料に抄き込んでいる。
 
 また、工業用クレープ紙もラベル化。同基材は本来、セメント袋の口縫い用テープや電線類の包装紙として活用されており、高い強度と耐水性を持つ。さらに古紙が主原料で、環境対応としての特徴も有していることから、貼るプログリーンシリーズに加えられた。基材表面には独特な風合いの凹凸があり、強度と伸縮性を確保。担当者は「印刷は、フレキソ方式やオフセット方式の印刷加工機で対応する」としている。
 
 
〈写真〉「梅炭クレープ紙」のラベル。資源循環への貢献を訴求する
 
(2022年9月1日号掲載)
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