㈱丸伸製作所(京都市山科区西野山射庭ノ上町、森幸夫社長、☎075-583-5115)は、平抜き加工の刃型向け両面テープに関して、粘着層の厚みが10μmの極薄タイプを新たにラインアップ。現在、平圧機を保有するラベル印刷会社に向けてPRしている。
平圧機で抜き加工を施す場合、ゼンマイ刃の固定には両面テープが活用されている。同テープに求められる機能として、加工時にはズレなくしっかり密着する一方、ジョブチェンジの段階では、容易に刃型を外すことができるように再剥離性が重視される。さらに、抜き深度の誤差をできる限り抑制するために、薄い粘着層のテープが求められる傾向にあった。
基材にクッション性を保持した両面テープなどを販売展開してきた同社では、このような薄型のニーズ対応を目的に、基材の表裏に塗工された粘着層が10μmといった極薄タイプを製品化。販売するサイズは幅120mm×長さ20mで、貼付作業がしやすいようにテープの両側にそれぞれ10mmの非粘着部分が設けられている。なお剥離紙の片面は青色、もう片面は白色。使用方法は、青色の剥離紙を剥がして刃型などを貼り付けたのち、白色の剥離紙を剥がしてチェス盤に固定する。
〈写真〉抜き深度の微調整に効果を発揮する