東洋インキは、原料に植物由来の資源を用いた環境にやさしいバイオマスインキについて、シール・ラベル向けのUVフレキソ印刷用新モデルを開発した。バイオマス度を従来の10%から20%に引き上げたのに加えて、LED-UVにも対応。環境に配慮した包装印刷に資する新たなバイオマスインキは、(一社)日本有機資源協会が定める「バイオマスマーク」を申請。
今回同社が新たに開発したのは、UVフレキソ用FLASH DRY FL BIO MPシリーズの進化版の位置付け。東洋インキによれば、新インキを使用することで非対応品に比べてCO2排出を18%削減できるという。加えて、UV照射装置よりも消費電力の少ないLED-UVに対応した設計とした同インキを通じて「工程全体でCO2削減を支援したい」としている。
(2021年10月15日号掲載)