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システム手帳活用術 日々の記録を飽きさせない独自の工夫豊富に 粘着アイテムの機能、利便性を発揮

 システム手帳の表紙やリフィルにインデックスシール、マスキングテープ、ステッカーなどを活用し、独自に装飾するたけちよさん。手帳のデコレーション例をSNSで発信しており、現在「Instagram」では、3.6万人のフォロワーから支持を集めるインフルエンサーだ。加えて、文具メーカーのアンバサダーとしてイベントの“顔役”を務めるほか、商品監修も手がけている。

 
 小学生のころから、日々の出来事を記録する“マイノート”を持参していたというたけちよさん。当時からマイノートの表紙やページにステッカーや立体シールをあしらい、自分仕様にデコレーションすることが好きだったという。
 
 長年ノートユーザーだったたけちよさんがシステム手帳と出会ったのは2016年のこと。リフィルをリングに通してページを追加したり、不要なものを外したりできるシステム手帳に、ノートとは異なる面白さを発見した。
 
▲リング穴の補強に柄付きのマスキングテープを活用
 
▲インデックスシールもログ欄に
 
 各ページの記録を見返す際に、色づかいや柄、デザインなどによって、見た目が華やかな印象になるシールを貼り、自身が飽きさせないための工夫をする一方で、シールの機能や利便性についても言及するたけちよさん。
 
 システム手帳ならではの装飾方法について挙げるのは、リフィルのリング穴に柄付きのマスキングテープを貼る手法だ。縦列した複数のリング穴を覆うように、リフィル両面にマスキングテープを貼ったのち、システム手帳専用の穴開けパンチを活用している。
 
 「もともとは、リフィルが破けてしまわないよう補強するのが目的。補強用でドーナツ型のシールも市販されているが、マスキングテープと専用穴開けパンチさえあれば済む作業でお手軽だ」(たけちよさん)と解説する。
 
 そのほか見出しの役割を担うインデックスシールや付せんは、たけちよさんにとってログ欄の1つだ。購入した文具のパッケージをリフィルに貼るとともに、実際の使い心地を明記しておくこともある。
 
 昨年は文具メーカー㈱こどものかおとコラボレーションしており、スタンプのほか、マスキングテープやリフィルを装飾する3種類のフレークシールの商品開発にも携わった。フレークシールのうちの1つは、万年筆で書いた時ににじみにくい上質紙を採用。また、リフィルの四隅を飾れる三角や四角の形状が特徴だ。
 
 企業とのコラボレーションのきっかけになったSNSの発信については「同じ趣向の人がたくさんいることに驚いた」と印象を述べ「手帳もSNSも自身で振り返るためのもの。誰かに見せる前提となると“うまく装飾しよう”と気張ってしまう。ありのままの独自性を発揮しつつ、多くの人の参考になればありがたい」と述べた。
 
▲監修を手がけた商品
 
(2021年8月1日号掲載 「貼り」のある暮らし 夏の拡大SP・消費者、メーカー編)

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