金曜日, 10月 4, 2024
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キヤノンITソリューションズ 正規品判定サービス伸長 シーレックスが代理店に

 キヤノンITソリューションズ㈱(東京都港区港南、金澤明社長、☎03-6701-3300)は、正規品判定クラウドサービス「C2V Connected」に関してシーレックス㈱(東京都台東区柳橋、栗原敦社長、☎03-3862-7251)と販売代理店契約を締結した。模倣品対策に有用なラベルの販路拡大を目指す。

 
 C2V Connectedは2次元コードを印字するなどした正規品判定用IDタグ「ConnectedTag」をスマートフォンで読み取り、消費者が真がん判定を行えるシステム。導入企業は消費期限や名称などの商品情報に加え、出荷日・出荷先といった流通情報を登録することで、不正流通の抑制としても活用できる。主に中国市場におけるブランド保護に有用なソリューションとなっており、化粧品や日用品などで採用実績を持つ。
 
 創業80年を超えるシーレックス㈱は、多彩なシール・ラベル、ラベラーなどの製品を広範にわたる分野の顧客へ提供。セキュリティー関連の新たな提案材料として、C2V Connectedをラインアップに加えて模倣品被害の防止、不正流通品への対策を行っていく。
 
 キヤノンITソリューションズのデジタルビジネス企画部、企画第二課の王寅氏は「近年は機械部品業界からも注目され、正規品判定サービスの需要は一層高まっている」とコメント。製造元から流通、販売店に至り消費者の手に商品が届くまでの安心・安全の実現に貢献する。
 
 各種ソフトウエアの開発を行う同社がシステムの管理を行っており、一からセキュリティーソリューションを構築する場合に比べ導入コストが抑えられる。模倣品対策の強化はSDGsの優先課題として経済産業省が定義しており、さらなる需要増が見込まれる。
 
〈写真〉化粧品メーカーのMTコスメティクスの採用事例
 
(2021年8月1日号掲載)

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