東洋紡光機能材事業部はこのほど、同社の印刷用感光性樹脂凸版に関する価格改定の実施を明らかにした。実施開始日は3月1日㈫受注分から。
対象となるのは、水現像感光性樹脂凸版「プリンタイト」全銘柄、水現像フレキソ版「コスモライト」全銘柄、スクリーン印刷用厚膜フィルム「コスモマスク」全銘柄。値上げ率(標準ユーザー渡し価格)については、プリンタイトとコスモマスクは一律15%で、コスモライトに関しては5%としている。
価格改定の背景について、同社は昨今の原油高を背景にした原材料の高騰や製造時の諸資材のコストアップ、輸送コストの上昇を挙げ「徹底したコスト削減に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断した」と説明している。