イナミツ印刷は1970年創業で、予備校や学習塾の冊子やテキスト、資料の印刷・製本サービスを得意とする企業。このほかシステム開発やイラスト制作多角的な展開を図っている。
一方63年創業の小林断截は、チラシの断裁やカタログ製本、穴あけのほか下げ札やラベルの加工も行う。紙加工会社6社で結成した紙文具ブランド「印刷加工連」にも参画する同社は、スパイラル状にひねることもできる可動式のブロックメモ帳の開発など、特殊な紙加工を得意としている。
業務提携の内容として、イナミツ印刷は▽独自のリアルタイム損益管理システム提供▽同システムを基にした経営改善支援▽人的交流とスタッフ部門の強化、などを提供。小林断截からは商品加工技術と商品開発ノウハウを提供する。提携を通じ「イナミツシステム」を共通のプラットフォームとした「商品開発力強化、進化」「ワークスキルの共有化、進化」「経営の近代化、進化」を推進、経営のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を図る。
〈写真〉グータッチで握手する稲満信祐社長(右)と小林宏慈社長
(2021年7月15日号掲載)