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新潟工業会 発足以来初の会長交代 “名誉会長職”を新設

 新潟県シール印刷工業会は3月26日、新潟市内で「第28回総会」を実施。任期満了に伴う役員改選を行い、高野史郎氏(越後札紙㈱)が新会長に選出され、1994年の同会発足以来、長年にわたって会長を務めてきた中川三九郎氏(㈲中川シール印刷)が新設された名誉会長職に就任した。

 
 議案審議では、前年度の一般経過報告と会計報告(第1、2号議案)、本年度の事業計画案と予算案(第3、4号議案)を満場一致で可決。役員の任期満了に伴う改選の件(第5号議案)では、同会の発足以来会長として活動を継続してきた中川氏が名誉会長に、新会長には副会長を務めていた高野氏が就任。そのほかの役員は続投した。
 
 中川名誉会長は「工業会立ち上げから会長を務めてきたが、他団体でもこれほど長く代表を続けていることも珍しいだろうから、そろそろ交代してもらおうと思った」と勇退の経緯を話し「活動の中で至らない点もあったが、新しい会長と役員たちには、ぜひ工業会を盛り上げてほしい」とあいさつ。会員らから中川氏に対する「工業会活動に欠かせない象徴として引き続き出席していただきたい」といった声に応え、名誉会長職が新たに設けられることになった。
 
 高野会長は「新潟県シール印刷工業会は中川前会長の下、非常に和気あいあいとした雰囲気で活動してきた。同業他社間で過当競争に陥ることのないよう、引き続き親睦を深めるための活動を行っていきたい」と所信表明を行った。
 
▲高野史郎新会長
 
▲中川三九郎氏(左)が新設された名誉会長職に就任した
 
(2021年4月15日号掲載)
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