㈱不二レーベル(埼玉県所沢市林、文忠則社長、☎04-2938-7670)は、熱転写方式の印字ユニットを実装したラベラー「FLP-300/600」を開発した。
ラベルとラベラーをワンストップで提供している同社は、特に使用環境に応じて機能や構成をカスタマイズ可能なラベラーの設計開発を得意とする。現在、食品分野をはじめ医療・医薬、化粧品、日用品などの製造工程で利用されている。
新機種の印字ユニットは熱転写リボンと感熱紙に対応。解像度は300dpiと600dpiの2機種から選べ、ラベルへの細密な文字再現にも対応する。
貼付方式はエアー貼り・シリンダー貼り・ローラー貼りから選べるほか、最大8ジョブの設定を登録でき、迅速な切り替えを支援。「使いやすさと印字品質を追及した」(同社)設計コンセプトに基づき、消耗品の交換も5分程で行えるなど入力・印字・貼り付けの高速処理を実現している。
FLP-300/600の印字+貼付処理は最大毎分60枚、貼付精度は±0.5mm以上(いずれも仕様条件による)。本体サイズは390(L)×330(W)×500(H)mmで、巻径は最大φ300mm。オプションの別置き操作BOXを運用することで、ライン操作での利便性が向上する。
〈写真〉工程を統合する省人化ニーズに好適
(2021年1月15日号掲載)