火曜日, 12月 10, 2024
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化粧品大手のコーセー、北米化粧品タルトを買収

 化粧品大手のコーセーは3月17日、米国を中心に天然由来成分配合のスキンケアおよびメーキャップ製品ブランドを展開するTarte, Inc.(本社:米国ニューヨーク州、以下「タルト」)の株式を取得するため、3月4日付で株式譲渡契約を締結した、と発表した。

 同社は現在、中期経営計画の基本戦略のひとつ「成長ドライバーへの注力」における「海外事業の拡大」の実現に向け、積極的な事業展開を進めている。これまで主にアジア・アセアンを中心に海外展開を行ってきたが、今後は成長市場や未進出国への進出も視野に入れ、さらなグローバル化を加速していく予定にしている。今回、北米発のブランドを獲得することで、新たな海外事業への取り組みをスタートさせ、中期経営計画の達成を目指していく、としている。

 タルトは、「ハイパフォーマンスナチュラル」をブランドコンセプトとする、米国を中心に天然由来成分(skinvigoratingTMingredients)配合(※1)のメイクアップ及びスキンケア製品を展開している化粧品販売会社。同社が販売する化粧品はSephora、ULTA およびMacy’s Impulse などの化粧品小売店を主な流通販路としているが、自社インターネットサイトでの直接販売や、TV 通販のQVC での販売を通じ、米国において20~30 代の女性を中心に大きな支持を獲得。1999 年の設立以降順調に売り上げを伸ばしており、今後の成長も期待できる企業となっている。

 コーセーは、タルト社の株式を取得することで、今後北米における当社グループの存在感を高めていき、さらなる海外事業の拡大と、新たな販路と顧客の獲得をめざしていく、としている

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