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エイブリィデニソンがウェビナー開催 「環境対応型ラベル製品」テーマに 韓国の担当者ら講演

エイブリィ・デニソン・ジャパン・マテリアルズ㈱(東京都港区海岸、キョン・スー・チャン社長、TEL03-5776-1771)は10月6日、環境対応ラベル製品をテーマとしたウェビナーを開催。130人が聴講した。

ウェビナーは三縄聡久支社長のあいさつに続き、エイブリィデニソンコリアの各担当者が「韓国でのサスティナビリティーのトレンドと課題の解決」と題して講演。シニアマーケティングマネージャーであるチャーリー・ビーク氏が、韓国市場における近年のプラスチック廃棄状況などを紹介した。その中で、新型コロナ感染拡大がもたらした環境負荷軽減へのトレンド変化に言及。「これまでと異なり、プラスチックやフィルムが安全で衛生的な存在へと価値が見直されている」と述べた。
また、プロダクトリーダーのデビット・ジョー氏らが、同社の環境対応型製品や技術動向を訴求。粘着ラベルが貼付されたPET容器のリサイクル工程で、ラベル基材と粘着剤がPET樹脂から分離する独自技術「CleanFlake」を解説した。ラベル分離後のPET樹脂は再生品に活用できることから、廃棄物の削減に貢献する。
さらに韓国での採用実績を紹介。食品市場でトップシェアを誇るCJグループが、環境負荷軽減を目的に、シロップの容器に採用するラベルを溶剤型からCleanFlakeへ切り替えた事例などを挙げた。
引き続き、エイブリィ・デニソン・ジャパン・マテリアルズの担当者が、販売展開する環境対応型製品などについて説明した。このうち、新製品の「再生PPフィルム」は、廃棄PPから抽出されたリサイクルPPレジンを原料に20〜30%使用。従来の合成紙基材と同等の特性を保持する。
このほか、エイブリィデニソングループがグローバル市場で開発を進めている製品として、ヤシの木から採取されるパーム油由来100%(EU)や、松の木が原料のトール油由来(韓国)など、バイオマス樹脂を原料に配合したPP基材の環境配慮型フィルム系粘着製品が紹介された。
 
〈写真〉ウェビナーではエイブリィデニソンコリアの担当者が環境対応型製品のニーズ動向を解説
 
(2020年10月15日号掲載)

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